置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

Code:Realize〜創世の姫君〜

ヴァン→サン→インピー→フラン→ルパン
※ネタバレ含みます
※辛口注意

LIKE:ヴァン、ショルメ、OP

 
◇ヴァン

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全ての謎が明かされるのはトゥルーで、というのは分かるし金太郎飴を避けるためかもしれないけど、さすがに放置が多すぎた。
結構なスケールで話が展開しているわりに、回収する気がない伏線が散りばめられているだけに感じました。
ヴァンがあれだけ気にしていたフィーニスの不死の理由すら明かされないまま。トゥルーまでやったら見方が変わるかもしれないけど、メインストーリーに少し苛々した。ホムンクルスイデア使徒についても誰も気にしない、口にしない。あの場にいたヴァンがサンについて軽くスルーしたのも不自然すぎて気になる。
カルディアもホムンクルスだったことに悩んだり自身の謎を追うのかと思いきやヴァンヴァンヴァンになる。カルディアが恋愛一辺倒になったという意味ではなく、ヴァンの話とカルディアの話が両立していないシナリオだからカルディアの問題が放置プレイのままEDまでいったように見えた。キャラはかなり好きだけど話は消化不良。

ヴァンとカルディアの関係は萌えた。
ヴァンのことが気になって、冷たく突き放されてもヴァンが背負っているものに触れたい・力になりたい・そばに居たいと思うカルディアと、目的を達成するためにお前が必要だからとか冷徹なことを言いながら、内心は弱りまくってる人間兵器が喧嘩してすれ違ってとか個人的に萌えるカプ要素満載だった…が…シナリオが…。
セントポール大聖堂での告白大会、フィーニスとアレスターはどんな顔であの場に居たんだろう。

初任務とはいえ人間のヒドゥン・ストレングスに追い詰められた男が、ほんの数年で吸血鬼の首領を倒せるほど強くなれるのかと思ったらあれこれされていた。
とはいえ、あの時点ではヴァンはまだヒドゥンの条件を満たしてない。
それなら吸血鬼戦争での強さはまっとうな手段で鍛え上げられたものなのかなと思ったけど、アレスターがまっとうな手段だけに留めていたとも思えない。他のヒドゥンとは違う手法を取ったとはいえ、少なくともあの初任務の後からは暗に催眠や薬物投与をやってたのかな〜。
アレスターは理解者が欲しかったと言ってたけど、ヴァンに対する目線は理解者じゃなくて最高傑作を見る目。


◇サン

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まさかのDOGEZA。
トゥルーまでやったら印象が変わるかもしれない、という点を前提に、個別ルート入ってからの謎が謎のまま放置される展開で、結末を見ても「続きが気になる!」じゃなくて「本編で回収してよ」なため半端なくストレスがたまりました…ごめんなさい…。
消化不良なシナリオはよくあることだけど、上手く小出しにネタばらししつつ、トゥルーでどかんと最後のネタを明かす乙女ゲーは他にいくらでもあり、だんだんFD商法ありきの未完成品にしか見えなくなってきた。
個別ルート入ってからの単独行動→窮地に陥る→仲間と再会してほっとする→また単独行動 の 流れもさすがに今回は笑いました。ヴァンルートでもおいおいと思った部分はあったけどこのルートもか。BADで追われてた科学者がフランじゃなきゃいいなと思った。
オムニブスの正体はイブ?イデアの標的になる存在、スカウトされる基準が気になります。ペストには未然に介入したけどアイザックが最近まで生きていたなら結構放置プレイな組織なんでしょうか。


インピー

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怒りや憎しみを感じるのではなく、ただ悲しいと思う。そして、そんな悲しさを負の感情に変えない強い心の持ち主である、という点がかっこよかったです。
ヴィクトリアと手を結ぶという展開もオールスター感があってよかった。
正直、やっと面白くなってきたぞと思いました。黄昏の背後にある存在は誰なのかとか謎は謎のままだけど、インピーの話(目的、過去)とカルディアの話(ホロロギウム)、そして二人の関係の変化が同時進行で展開してた。ヴァンルートとサンルートは相手を救うという点に主眼が置かれた話だったからか、分からないまんまじゃねーのと思ったところが多々ありEDを迎えてもなんか中途半端に感じた。これぐらいの決着はヴァンとサンでも見たかったです。


◇フラン

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インピールートに続き面白かったです。フランもかっこよかった。
なによりレオンハルトかっこいい銭形かっこいい。「やっと全てが終わるのよ。やっと……私は救われるの」→「この道の先に救いなどありません、陛下」のやり取りがよかった。
人間の枠を超えた戦闘能力を持つヴァンとサンが個別ルートでは弱さを見せてずたぼろになるのに対し、荒事が苦手(実際の戦闘能力はかなり高いけど)なインピーとフランは強さが描かれれる。
ヴィクトリアの倫理も人道もない為政者としての狂気の根幹には幼い頃からの挫折と悲哀があった。でもフランが言うようにヴィクトリアの行動はイギリス=為政者である父と自分の過ちを虚飾の栄光でごまかすやり方。長い目で見ればイギリスだけが悪になる。
アレスターはこのルートでは正体がバレバレだった。

カルディアがあの屋敷で目覚めたのが2年前、ホロロギウムはジクテリウムの産物→アイザックが666体目(カルディア)で成功したのはフランがジクテリウムを発見した後。
ジクテリウムはフランが偶然発見(生成)したもので2年前の吸血鬼戦争で使われた化学兵器


◇ルパン

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メインヒーローらしいルートだった。さすがトゥルー。
ホロロギウムも解決してよかったです。でも他ルートでも解決して欲しかった。
攻略制限をかけたのが分かるような分からないような。この展開を1周目で見た上で他キャラを攻略したら、逆にそれぞれのルートを新鮮に感じて面白かったかもしれません。
ヴァンとアレスターの因縁にも決着がついた。
ぶっちゃけルパンルートで一番印象に残ったのはアレスターの最期だった。
正直ヴァンの境遇が…田舎から出てきた純朴な青年が一方的に目をつけられ、トラウマと嘘を植え付けられて理解者になるよう誘導された挙句、肝心の復讐相手は最後の最後でとっくに理解者がいたことに気付いて「私を殺すのは君しかいない」とか言って満足して死ぬ。
被造物への愛という意味ではアレスターはアイザックよりはるかに愛があるし、ヴァンに対する期待、執着、「残念だ」という言葉に偽りはなかったと思う。でも理解者がいることに気付かなかったアレスターにヴァンは人生を奪われたんだと思うとむなしすぎませんかねこれ。

個人的に12話が面白かったです。対アイザックで共同戦線を敷く展開熱い。ヴァンが何気にルパンを励ます展開も熱い。アイザックとほぼ同じ考え方だったヴィクトリアの変化が分かる決戦前の演説もよかった。
そういえばウェールズの家でアイザックの手紙を読んだ時、ルパンとカルディアがイデアという名前を初めて聞いたかのような反応をしており、地下研究所でサンがフィーニスを殺した一件は本当に作中ではたいして重要なイベントではなかったんだなと思いました。
そういやルパンがヴァンはもしやカルディアのことが…と聞こうとしたけど、個別ルート以外ではあくまで仲間としての感情の方がいいな〜仲間達皆でわいわい話してる感じが好き。

イデアについてはオムニブスの正体、設立の経緯、魔法の仕組みなんかは明かされないまま終わり。
つーかやっぱりペストの時は黒死病という病が誕生する前にその芽を摘もうと動いたのに、アイザックに対してはフィーニスがカルディアの確保に動きだすまでは静観してたのが本当に謎。
ヒトの細胞から完全な肉体を人工的に作り出すのに成功&自分の精神だけをデータ化してサーバーに残してる時点でオーバーテクノロジーの領域を超えてる。サンルートではイデアが暗殺したと言っていた気がするけど、でもその時もフィーニスの不死の理由は掴んでなかった。
他ルートでアレスターとサンがフィーニスを殺せたのは本体=天球儀を破壊したからなんだろうけど、そもそもフィーニスの精神はどこから生まれた?
フィーニスの肉体はカルディアと同じくホムンクルス。成功例であるカルディアでアイザックホムンクルスの技術を確立→だからフィーニスは量産出来る+フィーニスの精神は天球儀にあり、肉体=生身の器に移すのはコピー。ゆえに死なない。
カルディアの場合は肉体が先で、そこからカルディアという人格が生まれた。肉体ではなく先に人格が作られたなら、フィーニスは自我を持ったAIみたいなものなんでしょうか。