置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

黒蝶のサイケデリカ

※かなりネタバレ含みます

LIKE:緋影√

感想ではなくほぼストーリーを忘れないためのメモです。



BAD→BEST→大団円→現実→山都→紋白→カズヤ→鴉翅→ 鉤翅→緋影→アキ→タクヤ


続編である灰鷹の方に興味が湧き、やっぱ前作からやった方がいいかと思い黒蝶から開始。
某レビューでも言われている通り乙女ゲーではなかった。でもノベルゲーでもない。
対アリをやった時も同じことを思ったけど、あの時とは段違いに既視感がある。どこかで見たことがある話。
たぶんメインストーリーに対して「どこかで見たことがある感じ」を感じなくても、館で目覚める→順番に仲間達と出会って行く段階でおおよそ予想がついてしまう作品だと思う。
その予想を裏切る展開ではなかったし、普通に楽しめたけどお約束な展開に対して熱い!萌える!とテンションが上がらないままフルコンまでいったな~というのが正直な感想です。
円満なハッピーエンドと言えるタクヤEDとアキEDは必ず鉤翅が絡む展開なので、最終的にタクヤとアキそれぞれに恋愛感情はちゃんとあるけど(おまけに鉤翅のことは状況が状況だったけど)、鉤翅√ではないのに紅百合が鉤翅に惑わされる描写は個人的にちょっと微妙でした。

主人公の紅百合含めて綺麗なだけではないキャラ達、1周目で迎えるのが大半のキャラにとっては100%の救済であるベストEDという作り、唯一ゼロから関係を構築することになる緋影ルートは面白かったです。



以下、一部文字色を変えてます。





◇山都
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タクヤ
カズヤの双子の兄。タクヤがカズヤのリボンを緩めたことが後の事故の遠因となる。
カズヤが昏睡状態に陥って以降サッカーをやめる。現在は進学校に通っている。
幼い頃はガキ大将的なキャラ、アイに対する態度も好きな子ほどいじめたい。だが現在は何事もそつなくこなす優等生的なキャラ、山都は幼い頃の性格に近い。
自分とは性格も考え方も違うカズヤに対して、アイと仲がいい(タクヤ視点だとアイに好かれている)という理由も込みで嫉妬と羨望を抱いていた。
個別√は山都EDは暗い・救いがない、タクヤEDはBESTルート後だから明るい。




◇鉤翅
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ナツキ
アイの初恋の人、結婚の約束をする。
幼馴染5人の中で最年長、常に穏やかで思慮深い。見方によっては狡猾でもある。サマーキャンプでアイが館を探検しようと言い出した時や、増水した道を早く渡ろうと言った時は反対していた。
両親を早くに亡くし親戚の家で暮らしていた。
10年前に湖で溺れたアイとカズヤを助けようとして溺死。狭間の世界=館で目覚めて緋影の協力者となる。目的は万華鏡の力で生き返ること。アイと幸せになる未来がどうしても欲しかった。
全てが昇華されたからか、BESTではこの10年どれだけ探しても見つからなかった遺体が湖の底から浮上する。

個別EDは館の中での幻想。
あの一件が起こらない大団円のみ生存。

ナツキEDはないけど共通ルートとノーマルEDにあたるBESTの展開がデフォルトでナツキにフラグが立ってる感じだった。
大団円でも一番有利な雰囲気。





◇鴉翅
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アキ
アイより1才下、内気で気弱な性格で男子達から「姫」と呼ばれいじめられていた。
女の子なのにいじめっ子達に毅然と立ち向かって庇ったアイに憧れる&惚れる。
タクヤがわざとリボンを緩めるのを見ていたがそのことを誰にも言えなかった。
弱い自分、当事者なのに見ているだけの傍観者でしかない自分が嫌で強くなりたいと思い、サマーキャンプの一件後に転校してからは意識して明るく社交的に振る舞うようになる。
過去と向き合い変わったように見えるが、内心ではアイ達と同じ弱さを抱えている。
弱虫の自分とは違い、幼い頃は強くてかっこよかったアイとタクヤが過去から逃げ続けていることに苛立つ。
最後のカケラである蝶の髪留めをアイに贈った人。

鴉翅EDは館の中で逃避と快楽に耽る終わり方、アキEDはタクヤEDと同じく明るい。
過去と向き合いたくないから自分と同じように「時が止まっている」タクヤとは親しくして、変化を突き付けるアキのことは避ける。
アキがどんな思いを抱いているのか、目の前にいる現在のアキにアイは一切関心を向けようとしなかった。アキEDではこのわだかまりが解消される。



◇紋白
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カズヤ
タクヤの双子の弟、昔から体が弱かった。
飄々とした面がありマイペースに見えるが周囲の感情に敏感、先回りして必要以上に気を配る節がある。
10年前、館に迷いこみナツキと再会→緋影と出会う。ナツキの口添えで緋影の協力者となるが、緋影とナツキの行動に不信感を抱き隠れ家を出る。以降、ずっと一人で館の中を彷徨い続けていた。
隠れ家を出てからは徐々に記憶が失われ、顔を思い出せなくなる=顔を失う・顔が消える恐怖から仮面を被り始める。誰からもらったのか、どうしてもらったのかも思い出せないが「リボンを返す」という思いが紋白の存在を支えていた。

個別√ではひとりで緋影に立ち向かうが緋影からタクヤの記憶を見せられて動揺(この時まで自分のことを死者だと思っていた)→鉤翅がトドメを刺して奈落へ→アイ(紋白が奈落に落ちた経緯を知らない)も鉤翅の制止をふり切り紋白を助けようと奈落へ→リボンを頼りに再会→アイのみ生還する紋白EDと四人生還するカズヤEDに分岐。




◇緋影
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本名不明
館の主、カズヤのふりをしていた。個別EDではウサギと共に転生してアイと出会えたということでいいのか。
目的は万華鏡を完成させてこの世界を破壊すること。自分が味わった苦しみを全ての人間に分からせたい。
だけど最初から万華鏡にはそんな力はなく、あるのは現世とあの世=サイケデリカを繋ぐ入口(道)を作る力だけ。

現世ではウサギの異母兄。跡取りがいなかったため館に引き取られるが、妾の子を忌み嫌う正妻=ウサギ母から虐待を受ける。
兄として無条件に慕ってくれたウサギだけが生きる拠り所だった。
兄妹でよく『黒蝶のサイケデリカ』という絵本を読んでいた。

ウサギは生まれつき体が弱く、家業が傾くにつれて薬を入手することも困難となる。緋影は妹のために親戚連中に頭を下げてなんとか薬を入手する算段を取り付けるが、もともと緋影のことを蔑んでいた親戚達は最初からウサギのために薬を調達する気などなく、どれだけ待っても薬はこなかった。そんななかウサギが静かに息を引き取る。
最愛の妹を喪ったことで発狂した緋影は親戚を殺害、館にこもり妹を生き返らせる研究を開始。
古今東西の呪術や呪具を集める過程で千里眼の力と万華鏡の存在を知る。
万華鏡をゲットして、長い年月をかけてついにあの世=サイケデリカへの道が開かれるが、彼は今の醜い自分は妹に会う資格はないと絶望して起動済みの万華鏡を破壊し自殺、緋影の体は湖に沈む。
カケラは館の周辺に散り(のちにその一部をアイ達が拾う)、湖には万華鏡が投影されていたため、緋影の執念に反応した万華鏡の力が現世とサイケデリカの間に狭間の世界=館を作り出した。
ウサギはすでにあの世にいたが、館が誕生した瞬間むりやり引き戻され緋影と再会する。だが緋影は対象も分からない憎悪と怒りを除いて何も覚えていなかった。

館をさまよう内に狭間の世界の仕組みを理解し、現世では直接的には研究対象ではなかった千里眼(赤い目)にも目覚める。
千里眼の力は、断片的にだが対象者の記憶を覗けるというもの。その力を使い、本来ならすぐに館からあの世へと旅立つはずの魂に現世の記憶=自然の摂理に抗うための執着を思い出させ、万華鏡のカケラ探しの駒として使いはじめる。
だがウサギの記憶だけは読み取れなかった。
ウサギに対しては不信感を抱きながらも利用、最後の最後で思い出すが妹を二度殺したことに絶望する。
紅百合は自分をかき乱す存在、心を許したり拒絶の意味でキスしたりウサギと結託して騙してるんだろうと疑った末に殺そうとするが、最後は唯一の恋人みたいな台詞を言って感謝してあの世に行く。

一部の立ち絵が目の色もあいまってルルーシュに見えた。洋服のシルエットがギアス。
立ち位置というか方向性も似てる。髪型も似てる。

万華鏡の完成には長い年月を要したとあったから、自殺した時は老境にさしかかっていたのかと思ったら、館に迷い込んだ時の姿があれなら亡くなった時もあの姿?無意識に妹が知る頃の姿を取ったとか?



◇紅百合
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アイ
幼い頃は活発で物怖じしない性格だった。タクヤやアキをいじめていた男子達からは「男みたいな女」とからかわれていた。
幼馴染5人の中でお姫様的な存在、幼い頃から全員アイのことが好きだった。
亡き母が理想の女性、母から貰ったリボンが似合う女の子になりたいと思っている。

サマーキャンプでカズヤが怪我をした際にリボンを包帯の代わりとして使う。
アイがリボンを大切にしていたことを知っていたカズヤは必ず返すことを約束。同じく知っていたタクヤは大切なリボンで手当てをして貰ったタクヤに嫉妬し、リボンが解けた際にわざと緩く結び直す。この一連の流れをアキは見ていた。

館を探検しようと言い出したのはアイ。増水した道を大人を待たずに早く渡ろうと主張したのもアイ。このため、サマーキャンプの一件は自分のせいだと罪悪感を抱いている。
サマーキャンプの事故後、湊戸家を残して他の家族は引っ越す。
高校でアキと再会→タクヤと街で偶然再会、カズヤの病状を知る→色々積み重なってパンドラの箱が開き、区切りをつけるために3人で湖に行くことになる。