置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

真紅の焔 真田忍法帳

佐助→才蔵→十蔵→信繁→鎌之介
※かなりネタバレ含みます

LIKE:十蔵√


面白くないわけじゃないけど全ての面において無難。
8割は戦闘か戦か軍議、でも主人公達にとって最後の戦となる大阪夏の陣は信繁ルート以外ではあっさり。
どのルートも終盤からEDにかけて結構あっさりしてる。BADは数が多い。キャラの黒い一面が見えたり白蓮に道連れで殺されるパターンもある。
忍認定のトロフィー回収がめんどくさかったです。上忍と中忍は最初からやり直さないと認定されない。

主人公も攻略対象もしっかりしてる。それぞれ壁にぶつかったり因縁はあるけど人間的に安定した人達だから大きく崩れることはない。
十勇士が本当にいいキャラ。全員揃った賑やかなやり取りがもっと見たかったです。





◇佐助
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共に行動するうちに仲間として認められる→背中を預けられる唯一のパートナーになる。お互いに信頼を深めていくと同時に恋愛感情も芽生えていた。
ラストバトルが少年漫画。白蓮の台詞も少年漫画の敵役。
EDはベストも悲恋も短い。後日談もないし、九度山で穏やかな生活を送る佐助と六実の姿はよかったなと思ったけど、さらっとでいいのでそこに至るまでの過程も見たかったです。

佐助と六実は同郷、師匠は共に白雲斎、どちらも父が甲賀出身。戸隠の里が再登場する唯一のルート。
このルートでは白蓮が毘沙門とワンセットで頻繁に登場するので白蓮さんこんにちはという気分になった。
白蓮といえば、この人絶対隠しで攻略対象だろ!と思っていたので逆に意外でした。敵側のボスだし規格外の強さだけどルート(場面)によっては妙に小物に見える。
安房守は出番は少ないがおいしいところを持っていく。

初対面の際に「その力を俺のために使え」と言った才蔵。この時は才蔵は何か知ってるのかなと思ったら、上忍とくノ一の関係で言っただけだった。





◇才蔵
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共通二章での「好みじゃない女にはこんな提案はしない」発言、つまりそれって一目見た時から自分好みの女だと思っていたということになる。

自信家で一匹狼、信繁と仲間に対する愛はあるが野心家。忍としてしか生きられない性質だから、武士として身を立てることにこだわっているように見えた。
仇討ちは師匠への情ではなく、達成不可能となった任務への意地。
どのキャラも武の道にストイックだけど、才蔵は普段の言動とは裏腹にとんでもなく泥臭い。
戦闘狂のようなギラギラしたスチルの果てに憑き物が落ちたような……秀頼様もいると思うとなんか楽しい。一瞬別人に見えた。
融仙院が太乙式を求めていた理由が価値あるものとして若返らせるため〜は意外でした。
才蔵と融仙院は伊賀忍
忍者繋がりで百花百狼は甲賀が舞台。だけど伊賀と甲賀の混血である主人公を除いて主要人物はことごとく伊賀忍
下天の主人公も伊賀忍

約二十年前の出来事なら才蔵は一体何歳なんだと思いました。信繁が史実より-10歳と見ても38歳、信繁√で六実が信繁のことを「父と同じぐらいの年齢」と評していたのを見ても乙女ゲーの攻略対象としては平均年齢が高そうなメンバー
悲恋は浜辺でいきなり秀頼様。
そういえば淀の方に対してもいつも通りな才蔵が一言だけ敬語で萌えた。

個人的に舌なめずりと「俺のくノ一」と無駄無駄無駄ァヒャッハー!が印象の8割ぐらいを占めるルート。
六実のことを「俺のくノ一」と呼んでからかう才蔵の変化と、最初は売りことばに買いことばで否定していた六実も嫌じゃなくなっていくところも萌えた。
才蔵が初めて「六実」と呼んだ時は萌えではなく燃えた。才蔵から認められた感動と、醸し出される空気がすごく素直であーこの二人いいなー!

このルートで十蔵が主君命のNo.2、他の面々とは異なり場合によっては本気で才蔵を排除することも厭わない、そんな怖さを感じさせるキャラでだな~と思ったら個別ルートが意外な感じで爆笑しました。





◇十蔵
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ネタバレの宝庫。6章終盤から怒涛の展開。
グラシアと安房守にMVPを贈りたい。六実ちゃんもこのルートは凄い。ちょっと違う。
悲恋はお馴染み秀頼様。

信繁曰く「もう一人の俺」だから、表のメインヒーローが信繁なら十蔵は裏のメインヒーローと言っていいのか。
真田家自体に仕えている甚八と信繁個人に仕えていると言っていい十蔵の立場の違いや、白蓮についてもネタバレあり。こんなに重要なイベントが次々に起こっていいのかと思うぐらい濃いルートだった。
白蓮の出番は最後だけかと思いきやBADでは皆勤賞。

このルートでは挿入歌が安房守との最後のやり取りの時に流れて、歌詞に合ってるとは言いがたいけど雰囲気が凄くよくて、あのスチルと安房守の台詞とあいまって印象に残りました。
ここら辺の安房守とのやり取りと、信繁を「生かす」か「活かす」のかという一連の十蔵の行動と考え、そして信繁の十蔵に対する言動を見ると、満身創痍なのが明らかな十蔵に信繁が撤退戦の殿を命じたのは、自分の所に戻ってこいという全幅の信頼であり怒りなのかな〜と。
真実を知った時の信繁の反応が、仮に以前から気付いていたとしても思った以上に薄くてあれ?という感じだったけど、決戦前夜の「俺とおまえは最後まで共にあるものだと思ってた」「おまえは俺の半身だ。『俺がもう一人居たら』と考えたことを全部果たしてくれる」という台詞で納得しました。

十蔵は六実のことを信じていなかった。でも共通2章の時点で六実の勘の良さを褒めてる。
女に対する嫌悪感はあれど評価すべきところは公平に見て評価する人だから、「女への不信感」という点に関しては言うほど不誠実な人間には見えなかった。

終盤の鬼火衆もテンションが上がったけど、やっぱり女の戦いと安房守が面白かった。
「妾の顔に傷をつけたわね!」あたりも強烈だったけど、誰が誰の夫〜自主性がないと冷たい、それでいて出張りすぎると静かに怒る。そのうえ女性不信の塊 がグラシアの反応含めて最高だった。合間に「う……っ」とか「えっ」とか地味にダメージを受けている十蔵も面白かったです。
「言った、言ってやった」も爆笑しました。
「今はこのお嬢様に、現実を叩きつけるのに忙しい」と、確か仇を許せるのか云々という流れで言った「あなたが逃げたことへの怒りに比べれば、蚊のようなものです!」も凄かった。六実の中で大きな動機だったものがまさか蚊になるとは。
この戦い以降、十蔵には面倒くさい男という評価が定着する。

ラスボス戦では鎮西八郎からも「色男」と呼ばれる十蔵。
グラシアの術を受けたんじゃなくて受け取ったんだよと言った鎮西八郎かっこいい。毘沙門はもともと紳士だけど融仙院は才蔵√での暴れっぷりはどうしたというぐらい穏やかだった。
グラシアから耳にタコができるほど十蔵の話を聞かされた白蓮を想像すると楽しい。





◇信繁
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メイン、主君、御屋形様。
当然のごとくネタバレルート、終盤の大坂夏の陣〜白蓮とのラストバトルは十勇士全員で戦場に向かうし徳川本陣で一騎打ちだし熱い展開だった。全員生存が確定してるEDもこのルートだけだから大団円っぽくもある。

でも十蔵√の後にやったせいかあまりインパクトはなかった。
信繁はかっこいい。六実もかっこいい。十勇士もかっこいい。でも攻略中にはらはらしたり意表をつかれる展開は特になかった。話もまとまってるし信繁の弱さが見えるキャラもいい。佐助√と才蔵√もそうだったけど、全てにおいて真面目なつくりだから、六実の真面目なキャラも糖度が少ない展開も全然ありだと思う。本当に無難なシナリオで普通にキャラもいいし、やってて楽しい場面もある。だけど印象が薄い。
終盤も熱い展開だな~と思ったけど、信繁との別れ→グラシアとついに決着がついたと思ったら、ピンチに再びグラシア登場&淀とグラシア→鬼火衆の反乱→白蓮vs十蔵&六実であの決着、という流れだった十蔵√の方が面白かった。

悲恋EDはこのルートが一番よかった。笛のことを思い出す。十勇士は生き残って信繁だけがというパターンも新鮮でした。
しかし輪の代償が佐助以外かなり重い気がする。
「自分という存在が消えていく」という点は佐助も他の面々と同じだけど、佐助はいい感じで消えたしなあ。

信繁と家康が秀頼に肩入れする理由はたぶん同じ。
真田丸を訪れた秀頼に対する反応が面白い。才蔵と佐助に理解を示す秀頼様。青海さんはこの場面に限らず全ての出番においておいしすぎる。てらそまさん最高。
十蔵√と同じく安房守の場面で挿入歌が流れた。歌詞とも合っててよかったです。挿入歌が一番合ってた。

信繁が呼べばすぐに現れる佐助と才蔵かっこいい。
どのルートでも忍としての力量は十勇士の中でも1、2を争う二人という風に描かれてるけど、信繁が秀頼と散策した時も城内でも戦場でも本当に双璧という感じでかっこよかった。





◇鎌之介
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鎮西八郎さんかっこいい。
名言連発するし最後は正気に戻って共闘するし恒例の挿入歌もここで流れる。
安房守もファインプレー。グラシアはあの時あの場にいたなら他√の時と同じように発狂したんじゃなかろうか。
白蓮が奇門遁甲についてあっさり話した&由利一族の仇。
白蓮のスカウトは罠だと思ったら意外と本気だった。

真田丸を訪れた秀頼に対する反応が面白いルートその2。
鎌之介と六実は一番年齢が近そうに見えて、実はかなり年の差がある。佐助・才蔵の方が若い。
たぶんこのルートだったと思うけど小助の武器が鞭だと発覚した場面を二度見しました。