置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

猛獣たちとお姫様+FD

ユゼフ→リシャルト→ルドヴィク→ミアーシュ→ヘンリク→魔術師
※かなりネタバレ含みます
※やや辛口注意

LIKE: リシャルト、イグナツィ、ビジュアル面


前作未プレイ、本編FD共にかなり値下がりした状態で購入。
雑貨屋みたいな雰囲気の作品。
圧倒的に中身(シナリオ、ゲームとしての面白さ)<<<<<<ビジュアル、音楽。


◇ユゼフ
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リシャルトに攻略制限がかかっていたため、顔が一番好みだったユゼフから開始。
食べ物の描写が多く攻略中にお腹が空くルートでした。
ユゼフも主人公のユーリアもお人好しを通り越してちょっとはらはらした。

最初から全員ヒロインのことが好きな状態だからか、特にユゼフとルドヴィクが姫大好きなワンコ系だったからか、よくある設定なのに攻略対象からの姫連呼が最初は慣れなかった。攻略していくうちに気にならなくなったけどなんだろう…オタサーの姫みたいな…。

FDでは熊だとバレる場面が何気にハード。
蜂やコウモリに尋ねた時の「動物達の言葉が分からない」という台詞と、「お前はもう獣じゃない、俺たちから見れば人間と同じ」みたいなルドヴィクとの会話も印象に残った。



◇リシャルト
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ユーリアと並ぶ重要キャラ。
父王の若い頃にそっくりということはアルウス王家は美形の血筋か。髪は結んでいるのかと思ったら結んでなかった。
BADのスチルが光と闇、救いようのない雰囲気が漂ってて好きです。

FDではユーリアに竜のことを伝える。
呪いに関してはリシャルトアフターでは継承した知識に(竜が鍵になるのは知ってたけど)具体的な情報はなし&ライラからも「私にはあなたの呪いを解くことはできない」と言われる。
が、他キャラのアフターでは継承した知識に薬の作成方法があったりライラが虹の花から薬を作ったり順当に解ける。

フベルトに反乱を起こすなんてヘンリクやるな、かっこいいなと思ったらFDでもヘンリクが有能だった。
一連の争乱への対応とか国王同士の婚約とかヴェークとアルウスの合併とか、さらっと描かれてるけど、こんな混沌とした情勢で新米国王を支えつつ内政も外交も隙なくこなすとか有能すぎないかヘンリク。

イグナツィはこの手のキャラでCV増田さんは初めて遭遇したので新鮮でした。
他の方が演じていたらどんな感じになったのかなとも思いました。



◇ルドヴィク
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本編よりFDの方が印象に残った。
完全な人間になる方法と人間になるにつれて失われていく能力。
そしてここでもヘンリクが頼もしい。いきなり高位の爵位を与えたら角が立つ、だからとりあえず伯爵にしとくかって結構大胆じゃないですかねヘンリク。


◇ミアーシュ
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男に見えない。
動物3人の中で一番シリアス、生い立ちもハード。
でもあっさり進む。
最初から裏切っていたの?とユーリアが勘違いしてショックを受ける展開も、そこに至るまでの過程や伏線がないのでプレイヤー側がユーリアと同じようにミスリードされない。

これはこの作品のシナリオ全体に関して思ったことですが、ゲーム開始直後に主人公の父親と義母が殺され、その後も王都が一夜にして滅んだり恐怖政治で大勢の貴族が処刑されたり、どのルートでも血生臭い事態が起きるわりにかなりあっさり話が進んでいくため、大陸規模の危機が起きてもどんよりとした重さや暗さがほとんどない。



◇ヘンリク
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ハプニングで白鳥になる。
アデーレとフベルトに関する展開がどシリアスだった。
FDでは白鳥に対するヴェークの人達の反応が意外でした。
ヘンリクが悪夢を見るほど苦悩していたと本音を話す場面がかなりシリアスだっただけに、その後の展開と落差がある。
リシャルトアフターでもヘンリクとリシャルトのやり取り好きだなと思いましたが、同じ立場にある者同士の会話が面白かったです。
「麗しい白鳥」「凛々しい馬」とさり気なく自画自賛する。




◇ライマー
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竜に魅せられた理由、竜を自由にしたいと願った心情は分かるけど、愚劣で醜い人類を滅ぼすとか大陸の覇者になるとか最初から眼中になかった驚異の黒幕。
配下が暴走しただけでライマー本人はとことん野心がなかった。
バルトルト=バルタザールとは叔父甥の関係、バルトルトやFDで登場するライラは前作キャラ?ファザーンとカトライアの話は前作をやってねということでしょうか。

このルートを見るまでは、個人的にユーリアはクセはないけど無個性でもない、全方位に優等生だけど鼻につかない、ここまで無難に完璧なヒロインも珍しいのではと思っていたのですが、「あなた(ライマー)が私を助けてくれたから」という台詞があ〜。
ライマーの計画のおかげでに塔に閉じ込められていた私も自由になった、という意味に受け取ったけど、その計画でユーリアは父親を殺されてる。
塔から脱出しろと最初に言ったのはヘンリク、実際にあの場でユーリアの力になってピスキスでも一緒に頑張ってきたのは動物達、と考えたら薄情な発言だった。

リシャルトが俺に虹の粉をかけろ!と言う場面で「あなたの身に何かあったら、その時は私も後を追うから」もなかなか過激だった。

竜の存在を盾に処刑をやめさせるのもこれリシャルト苦労するだろ、収集つけるの難しいよこれと思ったらFDでやっぱり厳しい状況になっていた。
そこから巫という設定で大陸の王になろう→各国で民を説得していく展開は大団円ルート並みに細けえことは気にすんな。



◇大団円
確かにライマーが方向転換すればこうなるけど、直前まで殺伐とした敵対関係にあった人々も全員揃って友好的で姫大好き、流れ作業のようにイグナツィも登場して仲間になって、リシャルトとのフラグも地味に立ち「それはまた別のお話」で終わり。
作中でアデーレは都を灰にしたり毒ガスで民衆を虐殺しようとしたり、かなりやらかしていたけど大団円では別人。
フベルトもユーリアを溺愛する素敵な叔父様。
最後のスチルはユーリアの妄想なのか未来を描いたものだったのか、FDをやってもそこは分からなかった。



◇タルメ
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FDのifストーリーから分岐。
大団円後の大団円ルートはリシャルトとヘンリクを弟子にしたら慕われる羽目になったり、タルメ師匠と弟子達の和気藹々が面白かったです。

タルメ√の方は無印から引っ張った真相がこれか、このボリュームなら本編とFDに分割しなくても充分入れられたのでは?
本編もFDぐらいの内容しかないしな〜。
FDありきで作ったのかもしれないけど、そもそも何でこんな未完成品を完成品としてリリースしたのか、そこが一番謎です。

タルメは寿命を迎えようとしていたが、ユーリアの祖先はタルメのことを愛していたがゆえに死なせたくなかった。だから自分の体を器にする方法を編み出した。同時にリシャルトの祖先(ユーリアの祖先の弟)も剣舞を編み出し、器と剣舞でワンセットになった。
次の封印の儀は行わない、タルメもユーリアと幸せな時間を過ごした上で眠れるからハッピーエンドはハッピーエンドだけど、意地悪い見方をすれば500年前も今も人間のエゴに振り回されながら受け入れているタルメがいい奴すぎる。

各キャラのアフターを見ると、リシャルトがバルトルトから指輪を受け取っているなら竜に関することもすでに知っている。
リシャルトとライマーのアフターは竜をどうするかという話、それ以外のアフターでは竜問題はスルーだったけど、真相を見る限りどのED後でも問題ない…?
タルメとコンタクトを取らないと分からないままだから問題あるか。

コンプリートのおまけスチルがかっこよかったです。
軍服というだけであーーなのにビジュアル強い。ユゼフ本当に顔と見た目は最高にタイプです好きです。リシャルトだけ椅子に座って黒手袋なのもあーータルメもいるしヘンリクはこういうキャラいるよね!あるよな〜という感じ。
本編のおまけは攻略対象が日本昔ばなしに扮した絵。
ミアーシュのかぐや姫は最初見た時こんな女性キャラいた?誰だ?と思った。