置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

赤い砂堕ちる月

汪明→翔侠→洛泉→胡白→永祥→杏紅
※ネタバレ含みます

LIKE:主人公の性格が5種類に分かれるシステム、題材・設定、汪明


主人公の性格

・体育会系で元気がいい主人公なら火
・常に冷静で頭がいい主人公なら水
・攻略対象から「奇怪な言動」「変わってる」と言われるぐらい個性的な主人公なら風
・特にクセがなく王道ヒロインな主人公なら光
・斜に構えたリアリストで気が強い、ややツンデレ傾向な主人公なら闇

どのキャラのルートも一番当たり外れがないのは光属性。



◇汪明
中華風伝奇物の王太子
低すぎず高すぎず、柔らかすぎず硬すぎず、江口さんの声で一番好きなタイプの声だった。

特に属性を考えずに自由にやったら、選択肢のたびに主人公の言動が変わり多重人格状態になった。最終的に水になったけど、杏紅に塩対応だったり、ちょっと冷たい印象が強くいまいち馴染めないままEDへ。一番普通っぽい光属性でやり直したら杏紅に対する友情が感じられたり、無難によかった。
おまけが甘いのは水と光、火も春霞が可愛い、風も意外とまとも、闇は今回はいたずらじゃなかった。

水属性は冷たいという印象が残ったけど、ふとした時に見せる恋愛感情が可愛かった。
普段あれだけ理知的なのに、「汪明殿下のことが好きなの?」と聞かれた時の自分の中にある恋心すら分からない感じがきゅんときた。応援したくなる。
闇属性は人としてどうなんだという選択肢もあるけど本質は違う。杏紅や汪明とのやり取りを見たら可愛いなと思った。

汪明は欠点らしい欠点がない。
為政者としての欠点は非情な決断を下すにはお人好しすぎること。
ファジリとの関係は、最初はハバリという例もありファジリ結構クールだなと思ったけど、洛泉ルートを見た後に汪明が西大国に行った時の話を見直したらファジリの愛を感じた。
他ルートを見たら火種が燻ってるけど汪明はかなりタフだし、永祥もなんだかんだ健在だから心配ない気がする。

環餅を食べる流れ、紙に包んでたし拾って食べるのはいいけど処刑場で食べるのかーー!凄いシチュエーションだと思うんですがあれは。



◇翔侠
最初の頃は気が合わなかったり、友好的ではない相手と徐々に親しくなる→恋愛感情に発展というパターン大好きです。
でも実は初めての友達で初恋の人で、おまけに石の持ち主かつ王子とか、最初から友好的どころかずっと春霞のことを想っていたキャラだった。

典黎が汪明のことを信じたのは汪明が全てを把握したうえで典黎達にとっては予想外の行動に出たことと、春霞の存在があったからだよなあ。
永祥がいい感じに冷酷でした。
杏紅は汪明と契約を結んだらいいんじゃないと思った。

汪明ルートではさらっと流してたけど、10歳の子供があの惨劇の場所から延々と遺体を運んで土掘って数百もの塚を築いたって、よく精神的におかしくならなかったな。
翔侠があんたも普通じゃないだろ的な反応をしてたけど、汪明自身は今も昔も当たり前のことをしただけだという認識なのが見方によってはとんでもない奴だこの人。

風属性の謎のキノコごり押し。クリア後のおまけシナリオ=キノコ。



◇洛泉
マガハリ登場。翔侠ルート以上に永祥が悪役。
でも何気に新政権で重用されている永祥。
闇属性主人公だと丁々発止に渡り合う感じ、風属性主人公は基本どのルートでも個性的ですが、砂蜥蜴からの姉御呼びやここまで性格が違う二人が付き合ってるのが面白かった。

自ら獅子の加護を手放した汪明の方が器がでかく見えた。
切り札を捨てるという道を選べた時点で違うというか……汪胤が現れた時は最初から帝位を譲る気だったとか、どちらにも皇帝の資質はあったけど、読み誤っていたのはどちらかという点が気になった。

皇帝の実子か否かに関しては確かに汪明と翔侠は顔や雰囲気が似てる。兄弟である洛泉の方が似てない。でも洛泉は母方に似ただけじゃないかな〜。
翔侠ルートで典黎が「似ている」と言ったのは僚布のことなんだろうけど、ここには血の繋がりはない。



◇胡白
闘技場で1000両稼ぐ方法かと思ったら究極召喚でシンを倒す話だった。
似た者同士な火属性、金銭感覚がシビアな闇属性、常に冷静沈着でしっかりしてる水属性との組み合わせが楽しかったです。
庶民にはそれだけの大金は難しいだろうと言った直後に、「10両程度」とさらっと言う殿下に惚れた。

乙女ゲーだから本末転倒ですが、符術士の契約を恋愛と結びつけるのはどうなんだ、それは違うよなとはずっと思ってた。
主は恋人じゃないし恋人だから主にするわけでもない。顔を見ないまま結婚して家庭を築くのは難しいけど、恋愛出来そうな相手を主に選ばないとチャンスがなくなる〜というのはなんか違うし、胡白のような思いこみも違う。

尚書令と側近達は8年前の真実を知っていた。獅子の力でも倒せないのかと思ったけどハバリの台詞を見る限り無理そう。



◇永祥
大ボス枠かと思いきやあっさりさくさく展開。
春霞に対する感情も、翔侠に関する記憶と石を偽造したこと以外はドロドロした暗黒面も特になし。
洛泉ルートと翔侠ルートの方が危険な香りがしました。

嬉鳳は美女ではなくゴスロリっぽい幼女〜少女にしか見えなかった。
祥侠ルートで汪明と祥侠がお互いに「懐かしい」と言っていたのもなんだったんだろう。
あのやり取りを見た時は、200年前に嬉鳳(の生まれ変わり)を巡って争った二人の王子の生まれ変わりなのかなと思ったけど特に何もなかった。単純に従兄弟同士だから懐かしく感じただけだった……?
冒頭で洛泉と翔侠とすれ違った時の意味深な台詞も赤い月に対して呼びかけていただけで、嬉鳳の復活や再来を予感した台詞ではなかった?

永祥は誰が石を持っているかまでは知らなかった。
そして翔侠に関する記憶は封じたままにしている。
記憶の封印を解かない動機(春霞に対する執着心、愛情)とは別に、あの記憶を把握しているなら石はあの時の少年の手にあると予測していたはず。
翔侠の素性と目的まで察していたかは分からないけど、冒頭ですれ違った時の「この国を滅ぼすために戻ってきたのか」という台詞は、春霞の記憶から消した少年が今すれ違った相手のどちらかだと気付いたからだと思った。
でも、翔侠ルートで石を見た時の反応は本当に驚いている感じだったし、永祥はどこまで察していたのか、本当に石に関して何も気付いていなかったのか分からない。

あと、ハバリは最初から春霞のそばにいろと命じられたのか、皇帝から命じられる→身を隠す場所として最適だったから符術士のもとに隠れたのか。
汪明か別のルートか、皇帝から「春霞を守れ」と命じられたというニュアンスの台詞があった気がするけど具体的には言及していない。
春霞の正体は水属性のおまけで分かる。

杏紅が推測したように、同年代の少女達を引き取って弟子にしたのは全て春霞のためだったと思う。
でも10年間過ごすうちに永祥の中で愛情が湧いて、導観の面々が本当に家族になったんだなという場面がよかった。



◇杏紅
闇属性と風属性が百合っぽい、おまけまで見たら全属性百合。
乙女ゲーの女友達枠は友情EDが多いけど珍しい恋愛寄りなオチだった。
永祥ルートのスチルでも杏紅綺麗だなと思ったけど温泉スチルも美人。永祥先生以外にこんな感情を~という杏紅の台詞も、春霞が思わずドキっとするのも完全に百合だった。

このルートでは下劣な悪役と化していた典黎、何気に清濁合わせもつポジション&いいこと言ってる兆融。
鄧択がやったことは許されないし、その存在が国家を腐らせる林檎であることは間違いない。
でも同じ状況に直面した時、仮に三人の王子が為政者ならお互いに弱体化するか疲弊してどちらの国も滅ぶ確率が高い。
友好関係を築いて協力してなんとか乗り切ろうというコースに行けても、両国が大量の犠牲者を出さずに生き残る展開は干ばつを回避しない限り無理。
鄧択は政治家としては優れていた。それは分かる。

1周目から永祥の髪型(帽子の結び目かと思ったら髪の毛を結んでいる謎の髪型)が気になって、立ち絵が出てくるとそこを見てしまう。