置き場

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カヌチ 二つの翼・その1

白き翼の章
ウキツ→クラト→シン→オウバ→ミトシ→クガミ→ハヤノ

LIKE:設定・題材、音楽、OP



発売当時から気になっていたのでやってみました。
遙か4みたいな世界観なのかなと思ったら古今東西折衷なファンタジーだった。
地雷様狙いでやったらウキツルートに入った1周目。2周目は無事に地雷様ルートに入りました。
探索と鍛冶に時間を取られる。共通ルートは長い。でも個別ルート入ったらめちゃくちゃ早い。そして恋愛要素はない。OPが曲も映像もはまってて何度も見てしまうけど、「分かってるのに苦しい初めての思い」も「いけないと分かってるのにこのままでいたい思い」もない。たぶん恋愛要素は黒き翼の章にはあるはずなので期待。
とはいえ、「黒き翼の章、乞うご期待!」を初めて見た時は笑いました。
白き翼の章はあくまで前後編の前であること、単体で完結しないことを踏まえてもこの投げ方は凄すぎる。思ったほど…地雷様も言うほどじゃないぞ…とは思ったけど、事前情報を知らない状態でPS2発売当時にやっていたなら、たぶんゲームそのものに対してふざけんなよと叫んでた。

今のところ一番苛々したのは地雷様でも乙女ゲーなのに恋愛要素が皆無なシナリオでもなく、アキとカヤナをW主人公にして何がしたかったのかが分からないところ。アキとカヤナのW主人公をどう扱いたいのかが分からない。
カヤナをメインに描きたいなら最初からカヤナを主人公=ヒロインにすればいい。クラトみたいな微妙な立ち位置のメインヒーローを置くぐらいなら最初から攻略対象をアキとカヤナで折半すればいい。
Wヒロインの乙女ゲーってドキサバみたいな主人公選択制かティアブレぐらいしかやったことないけど、主人公選択制は序盤の段階で主人公を選ぶし、ティアブレはW主人公ではあるけど作品のメインヒロインとしての比重は妹イヴ>>>姉イヴぐらい違うし、姉イヴ固定なロウルートも違和感はなかった。
カヌチはそれらと比べてもW主人公がW主人公してないというかW主人公に見えない。カヤナはアキと並ぶ主要キャラではあるけど、プレイヤーが能動的に動かしている主人公という感覚にはならない。
カヤナがもう一人のヒロイン(主人公)なのは別にいいし、カヤナ固定のルートが存在するのは全然ありだと思う(実際に黒き翼の章ではカヤナ固定のルートがあるみたいだし)。
言うならカヤナはRPGで一時的に操作キャラが変わる時みたいな感じで、主要キャラでパーティメンバーだし物語上の重要な存在でもあるけど主人公を動かしてる感じじゃない。プレイヤー視点でアキの立ち絵がないならカヤナの立ち絵もいらなかったし、カヤナの立ち絵があるならアキの立ち絵もあればよかった。
アキもカヤナもどちらもキャラとしては好きなタイプだけど、チートスペックな戦女神であるカヤナへの持ち上げとアキに対するないがしろな扱いがセットになってるように見える場面が微妙にあって、そういう面でも引っかかった。
例えばウキツルートでハヤノとアサトはアキにもプレゼントを用意しているのかと思ったら結局カヤナに対してだけで、明らかにアキと交流した時間の方が長いのにカヤナだけってそれはどうよ…「まずカヤナさんから」と言ったからちゃんとアキにも用意してるんだと思ってた。



◇ウキツ
少し仲良くなった程度…?ここから恋愛感情が芽生えそうな雰囲気で終わり。
でもスチルコンプのおまけはカヤナ。


◇クラト
これ誰のルートだっけ?アクト攻略してんだっけ?いかにも乙女ゲーの攻略対象なキャラかと思いきや途中からカヤナに惚れるという、乙女ゲーのメインヒーローとは何ぞやというルートだった。予告もアキとアクトだしクラトの扱いが分からない。
個人的にクラトは地雷様呼ばわりされるほど酷いキャラだとは思わなかった。
ついでに言うと、何かと世話焼きなくせに青臭くて未熟な感じ嫌いじゃない。むしろ好き。クラトはいい奴だと思いますよ…乙女ゲーの攻略対象として正しいのか否かは別として。
最初に出会ったのはアキなのに「アキとカヤナは二人で一人」と言った時点で地雷様の片鱗を感じたけど、クラトがアキとカヤナ、ミトシに対して過剰なまでに世話焼きなのは失くした弟の代わりとして扱っているからで、なにかと思わせぶりな言動は単純に鈍いからだろうな。
「アキとカヤナ」が「カヤナとアキ」になったかと思ったらアクトに対しては「アキとカヤナ」で、でも最後は「カヤナとアキ」で猪突猛進なわりにはっきりしない。乙女ゲープレイヤーとしては間違ってるけど、カヤナが好きなら好きとしてとりあえず恋愛の意味で突っ走ってみればと思いました。
リアルタイムにやってたらムカついたかもしれないけど、メインヒーローであることと、序盤が思いっ切りメインヒーロー然としているがゆえにプレイヤーの怒りの象徴、カヌチという作品が持つ特殊性の代名詞になってしまったんじゃないかなと思った。
雨が降った時のあれとか個別ルート入ってすぐの警備隊に目撃されるハプニングとかそういうべたな部分はかなり好みなので、ここからアキにどう心変わりしていくのか期待。


◇シン
乙女ゲーだった。
それまで「アキちゃん」呼びだったのが最後は「アキ」になるのがアーーー!
カスガも黒き翼の章が楽しみになったキャラだけどタカマハラとヤスナとの関係はいまいち緊張感がない謎。
そういえば序盤でトウラがユナのカヌチだったという話になった時、アキがカヌチについて台詞で説明→直後にトウラに対して「カヌチってなに?」と聞いたり、クラトルート最後のクラトvsアクトであっさり負けるクラトもアキとカヤナを盾にせず正面から戦うアクトも謎。
あと基本的にどのキャラもイズサミ絡みのイベントはカオス。一部ルートだと異空間で戦った後にまたアキの所に戻ってきて一緒に和気藹々と食卓を囲むのが本当にカオス。イズサミのキャラ(見た目に反する子供っぽい喋り方、病んでるワンコ系)も意外性の塊。
カヤナがイズサミに異空間に連れていかれて間一髪で逃れる場面、通りすがりのカスガもカヤナの声が聞こえたということは、ルアの日だから光が見えたわけでもカヤナに対して恋心を抱いているから声が聞こえたわけでもないということ…何かしら必然性があるんだと思ったけどそうでもなかった。


◇オウバ
カヤナによって忘却の過去と向き合い始める話。
アキは初恋の人フラグが立ってるけど根本的に恋愛要素がない。とりあえずカヤナによってオウバが変わる。


◇ミトシ
イズサミがやった面白いこと…ミトシとヒノカがこれからどうなるのか。恋愛要素はほのかに…。


◇クガミ
攻略対象というよりキマと警備隊と一緒にクガミの成長を見守るような…そんな展開だった。クガミのカヤナへの憧憬はかなり強い。
何らかの強い想いが翼になるのは他のルートと同じだったけど、一気に両翼が復活したのはさすが王様パワー。でも翼なしが黒き翼の章でどうなるのか。
しかし翼ってそういうことでいいの…か…?カヤナがどうして姿を保てるようになったのか、理由がはっきり分からないルートもあるから翼が復活したから力の一部が戻った、だから姿を保てるようになったと明確に描かれる展開はすっきりしたけど。
クガミクリア後に出現したイベントで、クガミはユナからイズサミも復活すると言われてるのに個別ルートだとイズサミの名前に反応すらしないのは謎。
同レベルで戯れる陛下と神王を傍観者的な立ち位置から見ているクラトとアキがなんか萌えた。


◇ハヤノ
普通に乙女ゲーだった。いつ好きになったの感はあるけど恋愛してる。
今まで意識したことなかったけど、いざ別れる時が来るとカヤナとの別れが寂しくなった。黒き翼の章でどうなるんだろうな~。
即位してからが急展開。
ラストまでかなり劇的な展開だと思うけどあっさり淡々と感じたのは『数日後』が多いからか、ハヤノが即位して以降の情勢(物語の背景となる部分)が描かれてないからか。元老院の即時解散とかタカマハラの戦争とか結局どれだけの影響を及ぼしたんだろう…どちらを見ても10年後が安泰ということは不穏な情勢を切り抜けたんだろうけど…。
警備隊の面々、特にウキツはどうなったのか&アサトが既婚ならクガミの結婚相手は誰になったんだろう。カヤナの翼は白に戻る。
キリヒの建築様式が西洋寄りだけどオリエンタルな感じで萌えた。