置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

越えざるは紅い花~恋は月に導かれる~

トーヤ→ノール→スレン→エスタ→セフ→ナラン→ルジ→ウル
※ネタバレ含みます

LIKE:トーヤ√、スレン√、ナラン√、セフ√、設定・題材、オーリ



◇トーヤ
良心的存在かと思いきや嫉妬ルート突入で闇。
嫉妬ルートのトーヤはナァラを愛したことで危ういバランスが一気に崩れた結果ブラフカの状態になった。でも朝起きたらいきなり足枷されてました、監禁されてました感があってもうちょい狂気に支配されるまでの過程があったらよかった。大臣殺せはあっさり言ったからこそ狂気を感じたけど駆け足展開に感じました。元のPC版だと18禁要素含めてもう少し過程があるのでしょうが。
ノールのトーヤに対する甘さはそれは甘さと言うんですかね…?
ノールにとってトーヤは我が子のようなもの、だからノールはトーヤを常に優先させる。でもその執着はまっとうな意味での愛情でも忠誠とは言えず、歪みまくった自己投影や自己愛も混ざってんじゃないかと思いました。
スレンはトーヤBADを見た直後はまともな奴がこいつしかいないと思った。
が、フルコンした後に振り返ると、この時スレンがナァラを助けようとしたのもトーヤに対する使命感やら友情やら甘さやらが第一に来てたからで、ナァラを助けようという感情以上に、トーヤに対して俺があいつを見ていなければという気持ちがあるから動いた。

GOODルートは終盤で再登場するオーリに萌えました。
「脅したんだろう!」と言いながら筆跡を見ただけでナァラが本心から書いたことを見抜くとか、トーヤに対する態度とかオーリ好きです。
あとシャルの行動もぐっときた。あれだけナスラに対して憎悪をむき出しにしていたシャルが腐死を治すことこ最善の選択だと考えるようになった。一時は闇落ちするんじゃないかと思ってたから、憎悪に駆られるだけではない道を選べたことがよかった。
オーリはおまけSSの似せ絵をめぐる話も大好きです。
さらっと幼少期を暴露するトーヤ→内心でつっこみつつ焦るナァラ、乗り込んでくるオーリ→画伯→大臣達の手のひら返しとか、王二人は本当にくだらないことをしてるのに冗談では済まない周囲とのギャップが面白かった。

トーヤとナァラの関係(敵同士の二人が目的を同じくする同志・友となる)は個人的に萌え要素ど真ん中だったけどうーん。初夜は大根と大根。乙女ゲーであんなに笑ったの久しぶりでした。根を詰めて研究するトーヤにナァラがスープを差し入れるところまではかなり萌えました。でも二人の関係が深まるにつれて『表』に出てくるトーヤの二面性に関する描写がいまいち物足りなかった。
「俺」と「私」の危ういバランスが保たれている時のトーヤは闇の部分全開な時とは違う。でも分かりにくいわけじゃない。だけど闇全開になった時のようにあからさまじゃない。その境界線が微妙。ブラフカとトーヤのケリのつけ方が物足りなかった。


◇ノール(→エスタBAD×2)
文鎮、変態、ヤンツンデレ
文鎮を壁につきさすとか文鎮つっこまれたいですかとか爆笑しました。
GOOD後の嫁馬鹿がはた迷惑過ぎて微笑ましい。いかに結婚がよいものか日々力説されるスレンとトーヤが気の毒すぎる。
18禁部分がないからかもしれないけど、もっと恐怖を与えてくる存在だと覚悟していたらただのドスケベ変態だ〜という安堵を覚えました。でも嫉妬ルートでの笑い方はほぼホラーだった。文字では描写出来ないあの笑い方。
ほぼホラーといえば、オルテ大臣の奥さんも最初は本当に危ない人なのかと思ったら天然なだけだった。
BADではノールの遺志を引き継ぐEDが好きです。ノールとの賭けは終わってない。エスタ達の新たな主となったナァラがあの後どんな運命を歩むのか見たいです。


◇スレン
三組とも同志で夫婦ではあるけど、スレンは奥さん・相棒、戦場で背中を預ける。トーヤとノールも共に戦って共に死ぬ関係だけどスレンはまた新鮮でした。
後日談はここにきて悲劇的展開なのかとはらはらした&オーリが最後の最後で持って行った。お兄様かっこよすぎーやっぱ複雑なままかーからのはっはっはっ義弟よ!助けに来たぞ!的な展開嫌いじゃない。オーリかっこいい。スレンの「兄貴」も燃えた。

嫉妬ルートはナァラとナランが悪い。
スレンが最終的に取った行動は許されないけど、不倫に走ったナランと中途半端にスレンに義理立てしながらナランのことを拒めなかったナァラに原因がある。
ノールやトーヤみたいに攻略対象がぶっ壊れて監禁やらなんやらされる→他の誰かに救いを求めるのは分かるけど、スレンの場合は無体なことはしてない。嫉妬ルート入りするきっかけもナァラとナランの方にある。大体この手のルートは主人公が被害者の立場、主人公に対してかわいそうだなと感じるストーリー展開が多いけどこれは主人公側に問題がある。
でもGOODルートはGOODルートで別の意味でナランが…シャルはいつかこうなるだろうなと思ってた。
あとやっぱりそちらの意味でも愛してたんですね 知 っ て た 。
オーリとの結婚もなんとか許せたと言っていたぐらいなのでシャルの行動自体は納得だったけど、ノールルートで特に動きを見せなかったのは奇跡だったんだなと思いました。

おまけSSの御前試合はトーヤとノールが爽やかに黒かった。優雅に扇子を扇ぐ政務補佐も二人揃って舌打ちも最終的にはスレンの参加すら楽しんでる王も怖い。


エス

ノールBADから派生かと思いきや三人組の罰則でエスタと結婚。
友達になっていく過程がピュアーーーエスタが友情や愛情に対してまっさら過ぎて眩しい。
ナァラはここまで恋してる感を出すキャラだったっけと思いました。トーヤ、スレン、ノールのメイン三人のルートとは若干印象が変わる。
エスタが矢に撃たれた時はBADを覚悟したら一命をとりとめてハッピー展開で良かったです。ノールのどこまで本気か分からない毒舌もハッピー。部下を動員してまでエスタとナァラにいやがらせをするノールと、エスタを養子にしたいオルテ大臣に萌えました。エスタルート凄くよかったけどBADが地味に印象に残った。重い。


◇セフ
ノールルートから派生。
見た目の印象を裏切る展開だった。セフ優しい。自分のことを「おじさん」呼びするキャラに魅力を感じたことがなかったけど人柄に惚れました。乙女ゲーだった。
スレンと同じく良心的存在、というか男性キャラの中で人格破綻者じゃないのはセフとスレンだけだと思う。オルテ大臣もやはりかっこいい。このルートでもナァラは恋する女感があった。
ノールとナァラの関係は本当にあっさりしてたからNTR要素は特に感じませんでした。
あっさり離縁したけどED後までちょっかいを出して「私は今でも3人でもいいですよ」とか爆弾発言をするノールさんに乾杯。
後日談のドレス、ノールルートでも思ったけどいきなり現代でも通じるデザインのドレスが出てくるのは謎。


◇ナラン

スレンルートでは胸糞悪い不倫劇だったけど個別ルートでは三角関係を正面から捉えた感じだった。それでもどう考えてもスレンが人間出来すぎてる。
勢いで寝取った寝取られたなスレン嫉妬ルートとは違い、ナァラがスレンに対して「嘘はつけない」と言って正直に告白したのはすっきりしました。その後もスレンという存在がナランとナァラにとっていかに大きなものだったかが分かる展開で、紆余曲折を経て7年後に結ばれた二人をスレンも祝福しているだろうと思えるシナリオだった。
三角関係と同時にこのルートはナランの成長物語でもあり、スレンの後を継いでからのナランが包容力はあるし頭はきれるしかっこいい。
メイン3人を攻略した時点では選択法がある限りサラーナかわいそう、腐死が解決して状況が変わった世界ではこんな法律が廃止されてるといいなと思ったけど、サブキャラ攻略ではほぼ欠かせない設定になっていた。


◇ルジ

無理でした。
攻略前はむしろ気になるキャラだったけど無理。
寝取られ展開や不倫三角関係自体が無理なんじゃなくてルジとナァラに苛々した。
ナランルートはOK、スレン嫉妬にて勢いで突っ走って不倫したナランとナァラにもキャラ自体には嫌悪感を抱かなかったけど、このルートは駄目だった。どうにもこうにも恋に恋してる感が合わなかったんだと思います。

サラーナはよかった!お幸せにな!!
シャルは一番意外な結末でした。ナァラに対する愛はあっても同性愛者には見えなかったから円満な結末でよかったなと思いましたが、まさかサラーナより早いとは思わなかった。
トーヤとルジは王と薬師という関係にプラスで同志として通じ合う部分もあるのかと思ってたけど、見出した王と見出された薬師であってそれ以上でも以下でもない。
 後日談とBADはルジのヤンデレ全開。BADは18禁じゃなくてよかったと思いました。個人的にこのゲームの中で一番胸糞悪いEDだった。

最後にスレンのスペシャルストーリーを見ました。
この話を見るまでは、ナァラがトーヤとスレンは本当に仲がいい・特別な絆がある的な独白をするたびに、言うほど特別な親友には見えないよなあと思ってたけど意味が分かった。
トーヤはスレンにだけは甘えられる。スレンはトーヤが甘えられるのは自分だけしかいないと分かっているからトーヤが甘えるのを許す。一歩間違えればナァラがどうなっていた分からない状況で、それでももう甘えないと言って自分の一部を捨てた(捨てようとしてる)トーヤのことをナァラそっちのけで心配するスレンを見てると、こりゃ入れねーわ、ナァラが嫉妬するのも無理ないなと思いました。