置き場

好き勝手に吐き出した感想を置く場所

Collar×Malice

岡崎→榎本→笹塚→白石→柳
※辛口注意
※ネタバレ含みます

 

 

冴木は個別ルートと呼べるほどのものには感じなかったので省略。

1周目は心持ち柳狙いで自由にやったら岡崎ルート入り。
柳は全キャラクリア後に解禁されるだけあって、ED含めてこのゲームの集大成という感じだった。

キャラに萌える萌えない以前に、舞台設定に対するつっこみの方が勝って個人的にそこまでシナリオいいか?と思いました。かなり評価が高い作品だったので期待していたのもあります。金太郎飴じゃないシナリオを売りのひとつとしたゲームなんだろうとは感じたけど、金太郎飴じゃない作品=ストーリー性が高い、シナリオが優れているわけじゃない。金太郎飴であってもなくても面白い話は面白いものだと思います。
言い方が悪いうえに少数派を通り越して異端だと思いますが、ぱっと見は丁寧で綺麗でそれっぽい作品だったというのが正直な感想です。

舞台設定を現在進行形の日本(新宿)に寄せ過ぎているがゆえに、フィクションとしての粗が気になった部分もあります。実社会に寄せてシリアスなぶん警察官でその制服と髪型はないなとか、出会った時は(主人公視点では)正体不明の人達だが格好で警察関係者なのがバレバレとか、デスゲーム状態な首輪をはめてるわりに意外と緊迫感ないなとか、普通ならノリと勢いでスルー出来る部分が引っかかった。
そういうつっこみは舞台となる新宿に対してもあって、民主主義的な憲法に拠って立つ国家において超法規的措置が発動され、自由な行き来が制限されることになりました。銃刀法も廃止となり、新宿区内では武装も許可されます。むしろ各自武装して自衛して下さい。ちなみにこの措置が解除されるまでは流通も経済もストップします。
この隔離措置は数ヶ月に渡って続いている。解除される見込みも現状ない。強制的に隔離された人々はそれこそ自衛のために新宿から逃げ出すことも出来ない。
でも居酒屋は普通に営業中、メニューの品ぞろえも平常通り。岡崎が好むようなマニアックなお菓子も流通してるし、ドーナツもいつでも買える。クリスマスケーキも買える。どう見ても新宿区内の経済活動が停滞しているようには見えない。銃が解禁されたことによって治安は悪くなっているが居酒屋で女子会出来るぐらいには平穏。

アドニスに関してもチップを埋め込むだけで該当する記憶だけをピンポイントに消去出来る技術があるなら、首輪とかまどろっこしいことをしなくてもいい。
母体は総理大臣の妻もはまっていた宗教団体で、その時からこれだけの影響力を持っていたのか、アドニスに改変してから今みたいに日本の上層部に食い込みだしたのかは覚えてないけど、技術も組織も、そしておそらく資金面も、これだけ巨大なカルト団体が全国の犯罪者にひとりずつ首輪を嵌めていくという人海戦術を取るのが謎。
身寄りのない子供を秘密裏に集めて諜報員として洗脳・養成、それを各機関に送り込んでもバレないし、まさに一国を裏から牛耳ってる闇の組織と言っていい。それだけの組織が何でこんな手を使うのか?

そもそもアドニスがそこまで強大な組織に見えないという最大の問題がある。
実行犯がそれぞれ抱えている背景、黒幕に同調して与した経緯は詳細に描かれていることもあり面白かったですが、肝心のアドニスが組織としては小規模なテロリスト集団とか、過激な思想を掲げた10名前後の犯罪者グループぐらいにしか見えなかった。黒幕もいかにも黒幕らしい人物ではあるけど、これだけの組織を率いるカリスマには見えない。
 

 



◇岡崎

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首輪のことがばれて銃を向けられた時はわくわくしたけどおちるのが早かった。
市香と岡崎の口論を実況する榎本が面白かったです。
岡崎は他キャラルートで見たら面白いなと思いました。忍者扱いされたり、戦力的にとりあえず岡崎いれば大丈夫だろ状態が面白い。
BADはこの手のキャラの王道だった。


◇榎本

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一色さんと香月とハナ逮捕までは面白かった。 そういえばここで冴木のドナーになったのは御國?


◇笹塚

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意外とデレるのが早い。岡崎→榎本と来たから新鮮ではあった。
岡崎ルートではあれな警視総監がいい味なルート。警視総監の最後の一言好きです。


◇白石

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御國との関係、なんか美味しい岡崎、白石に対する向井さんの一言、市香が白石の胸倉を掴んだところ、宇野兄妹は印象に残りました。
最初BADエンドだと思った。猫が好きでも猫耳は謎。


◇柳

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メインヒーロー。話は一番面白かったです。岡崎と白石に救いがある。EDもトゥルー仕様。
特定のキャラの個別ルートをトゥルールート扱いする作りはあまり好きじゃないけど、柳の場合は他キャラとの恋愛EDが全部踏み台にされたわけではないし、他キャラとの格差もそこまでなく個別ルートのひとつとして楽しめました。

そういえば、どのキャラも一回は

・頭を撫でる
・料理
・部屋にあがる
・一緒に寝る→翌朝主人公が慌てたり照れたり攻略対象からからかわれたりする

という描写があって、定番とはいえ途中からこれらのイベントを絶対に入れなきゃいけないノルマでもあるのかと思いました。

例えば作中の時間軸でクリスマスがあって、そこにヒロインと攻略対象がクリスマスを一緒に過ごす約束をする→クリスマス当日、買い物をしたり食事を楽しむイベントが全キャラあるという場合は、元からシナリオがそういう風に構成されてるから、全キャラが同じ『クリスマス』という舞台設定で恋愛イベントが展開するのは分かる。
でもこの作品は上記のような構成のゲームではないし、プレイする前までは『金太郎飴ではない高品質なシナリオ』が評価を得ている作品に見えたので、余計に何で全員同じ過程を辿るんだと思いました。